これだけは押さえておきたい!「うつからの復職・再就職」4つのポイント

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これだけは押さえておきたい!「うつからの復職・再就職」4つのポイント

うつなどにより勤め先を休職・退職された方は「もう働けないんじゃないか」「疾病が再発するのでは?」といった不安を感じることが多いようです。

そこで本記事ではリヴァトレが考える「再発予防」や「前向きに復帰するために必要なこと」を、4つの観点からご紹介します。症状が強く表れている時期など、タイミングによっては負荷が高すぎることもあるため、復帰に向けて準備を進められる段階にあるかどうか、まずは主治医に相談してみましょう。

生活習慣について

仕事から離れている期間は、気力だけでなく、体力も低下しがちです。

だからといって体力を回復させればいいというわけではなく、「復帰後を想定した生活習慣を身に付けること」がポイントになります。

具体的に取り組みたいのは、就労後の生活リズムや活動量でも健康的に過ごせるような「食事・運動・睡眠」の習慣づくりです。復帰前に健康的な生活習慣をつくることができれば、復帰後も安定して過ごせる可能性が高くなります。

復帰後の生活に合わせた就寝・起床時間に慣れておくことや、勤務に耐えうるだけの体力を取り戻すことはもちろん、例えば「仕事で帰宅が普段よりも遅くなったときの晩ごはんはどうするか」「入浴のタイミングや就寝時間はどのように保つか」といった、習慣を保つための工夫を検討しておくことも重要です。

忙しくなると疎かにしてしまいやすい生活習慣ですが、復帰後も安定的に働き続けるためには「復帰後を想定した生活習慣」を、あらかじめ身に付けておくことが大事です。

疾病・ストレス対処について

自分でも気付かないうちにストレスを溜めこんでいたり、「とにかく頑張ろうという気持ちでいたら燃え尽きていた」ということも珍しくありません。復帰後も同じことを繰り返さないためには、自分に合った、効果的な対処を身に付けることがポイントです。

まずは「自分にとってどんなことがストレスになるのか」「ストレスがかかった時、自分にどんな変化(リヴァトレでは注意サインと呼んでいます)が生じるのか」を把握するようにしましょう。そして、ストレスや自分自身に生じている変化に対する効果的な対処方法を整理し、働きながらでも実践できるように準備しておくことが、安定的な就労に繋がります。

ストレス要因の把握や対処方法の検討は、ある程度ストレスのかかる状況で取り組む必要があります。

職場で働く力の回復・向上について

人と接する機会が減ると、久しぶりに人と会話をした時に、強い疲れを感じやすくなります。また、活字を読むのに以前より時間がかかったり、「内容が頭に入ってこない」と感じることがあるかもしれません。

休職や離職をして一時的に仕事から離れると、体力だけでなく、思考力や集中力、判断力なども低下します。それらの問題に対処するには、復帰の前に、業務を想定した実践の機会を設けることが重要になります。

まずは人と接する機会を増やし、コミュニケーションに対する負荷に慣れ、活字を読むなどの基本的なことから取り組むといいでしょう。また、復帰後に在宅勤務が想定される場合は、そのための環境整備も整えておくと、スムーズに復帰しやすいと思います。

働き方・生き方の再構築について

自分にあった生き方や働き方はどんなものなのか。忙しく働く日々の中では、なかなか考える機会や時間がなかったかもしれません。

3年後、5年後には、どのような生活を送っていたいか。その時、どんな人が周りにはいて、自分はどんなことに携わっているのか。少し先の未来に視線を向けてみることで、進むべき道が見つかったり、そこに向かって進む力が湧いてきたりすることがあります。復職・再就職だけでなく、他の様々な選択肢も視野に入れて検討することで、その後の選択に対する納得感は上がるかもしれません。

例えば、過去にリヴァトレを利用された方の中には、首都圏から地方へ移住された方や、海外移住された方、フリーランスになられた方、学校に入学された方、2つの仕事を兼業することにされた方、就農された方…と様々な生き方を選択された方々がいらっしゃいます。もちろん最終的に復職・再就職を選ばれる方もいらっしゃいます。

仕事から離れているからこそ自由に未来について検討できるチャンスでもあります。

おわりに

社会復帰を登山に例えると、復職や再就職は「登山口」に到着したにすぎません。
登山口に到着することをゴールにしてしまうと、そこから始まる登山そのものが辛いものに思えてくるかもしれませんし、思っていた以上に体力が残っていなくて下山を迫られるかもしれませんし、最悪、ケガをしてしまうかもしれません。登山に前向きな気持ちで取り組むためにも、登山口以降のことも想定して、しっかりと準備をしておきましょう。

今回ご紹介した取り組みの中には、一人で継続的に実践することが難しいものもあるかと思います。
一人では困難なことでも、誰かと一緒なら継続しやすくなったり、自分だけでは得ることが難しい気づきが、交流や比較を通じて得られることもあります。専門家や同じ目標に向けて取り組む方と協力して取り組むことで、やる気が出てくることや、前向きな気持ちで取り組める方もいらっしゃいます。

リヴァトレでは今回ご紹介した4つのポイントを踏まえた様々なプログラムを提供しており、スタッフや他の利用者さんとの交流を通じて、よりよい社会復帰のための準備を行うことができます。リヴァトレのような施設がお近くに無い方は、リヴァトレのスタッフが執筆した書籍「メンタル不調者のための脱うつ書くだけ30日ワーク」もご活用ください。

参考:体調的にリワークの利用が不安な皆さまへ 〜まずは通所を目標にするだけでもOK〜
参考:元利用者が描く体験マンガ『リヴァトレ利用記』~利用前からその後~

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リヴァではうつなどのメンタル不調の方向けのトレーニングサービス「リヴァトレ」を展開しています。
グループワーク形式で行われる多彩なプログラムにより、心身のコンディションを整えて、よりよい復職・再就職を目指すトレーニングを行います。

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この記事を書いた人
福井 宏昌 株式会社リヴァ

株式会社リヴァ 復職/再就職コーディネーター
大手電子部品メーカーの営業を5年経験し、職場にあまり幸せそうな人がいないことに疑問を感じ退職。その後ヨーロッパを中心に海外を半年ほど放浪。旅先で出会ったパンクスに影響を受け、社会活動に関心を持つ。リヴァへ入社後は生活訓練・就労移行支援の両方を経験。
現在はリヴァトレ市ヶ谷のセンター長として、「自分らしく生きる」ことを見つけ、踏み出すためのサポートを行っている。

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