リヴァBiz利用者インタビューVOL.18:Lさん 「ストレス対処を身に着けたなと実感を持って復帰できます」

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産業医(人事)から紹介をされたときの印象と利用の決め手は?

主治医から世の中にはリワークがあるよと紹介されている中で、さらに産業医・人事から再発防止に力を入れたほうがいいと、リヴァBizの紹介を受けました。これは行けってことだな、復帰までの距離が長くなったなぁと。けれど次にすぐ、どうやったら短い期間でリヴァBizを卒業できるかと切り替えました。ただ、通うにあたっては貴重な時間を割いて通うことになるので、しっかり身に着けることは身に着けて復職しなければならないと考えました。

どんなことを取り組んだのか?

通い始めるタイミングで生活リズムはできていたので、ストレス対処法を学びたいと思っていました。ただ、実際通いはじめて、ストレス対処を知るためには自己理解が必要だし、自分のリソース(強みとなる資源)や過去の振返りが必要だということが分かりました。自分にとっては趣味だったり、ウォーキングの継続だったり、家族なり同僚なりとたわいもない会話を毎日するということがリソースであり、必要なんだと今は思っています。これらは生活リズムやストレス対処法になり得ているので、これができるようになって戻れるのはいいなと思っています。

それと仕事の時間と仕事をしちゃいけない時間という意味でのオンオフの切り替えが下手くそだったのですが、このリズムを通所する中で作っていたと思います。12時になったらあえてこの場から離れる、物理的にPCから離れることをしました。オンオフの切り替えをしっかりしたほうが集中があがるのではと思って取り組み始めて、やってみると実際あがって、やる時はやるぞという気持ちのメリハリがつきました。復帰して通勤したら、昼休みにデスクで食事するのは極力避けようと思います。

リヴァBizを利用したことで得られた変化は?

「自分が、自分が」というのがどちらかというと強かったので、相手を立てたり尊重することや、他の人の意見をよく聞くことを心掛けました。リヴァBizは年齢性別関係なく利用されているので、良いトレーニングになりましたし、いろんな方の意見やアドバイスを受けることができて、すごく良い時間だったなと思っています。芸術系の趣味をお持ちの人達に触れて、クラシック音楽を聴くようになりました。楽器をやられていたり、絵を描かれていたり、そういう方々がいて自分も触発されました。たぶんこれは今まで通りの生活していたら得られなかったと思います。自分自身は趣味がないと思い込んでいました。けれど利用している皆さんとお話をしていく中で、食べる楽しみから派生して、料理をする楽しみ、プランターで野菜を育てる楽しみ、またそれを食べてくれる人がいる楽しみがある、ということを気づかせてもらったと感じます。ですから今は「趣味はあります」と言えますね。気分転換できるしリフレッシュできるし、自分のひとつのストレス対処を身に着けたなと実感を持って復帰できます。

休職者へのアドバイスは?

もっと早く存在を知っておけばよかったと思っています。休んですぐに知っておいた方がいいと思います。しばらく一人でいたことで悩みを抱え込んでしまうという状況でした。リヴァBizに通って、他の方と顔を合わせて話すことで、同じようなことで悩みを持たれている方がいるんだなと知ることができたし、その悩みを共有できる、そういう意味では利用はもっと早い段階でもいいかなと思います。もちろん状態は人それぞれで難しいとは思うのですが。それと、自分の場合は3カ月間ずっとフルで利用しましたが、似たようなプログラムがあると、どの内容がどれなんだっけとなってしまい、詰め込みすぎたのかなと反省もあります。今思えば3カ月はあっという間という感覚です。半年くらいかけてじっくりやったほうがいいとも思います。せっかく通うんだったら「早く出たい、復帰したい」よりも最初は週2-3日で順番にリズムを作っていってプログラムを受けていくほうがいいと思いました。

 

 

休職者利用したいと思えるような人事や産業医からの声かけは?

休職した時点からこういう施設があるよというのはご紹介いただいたほうがよいなと思います。知識として持っておくことが大切なんじゃないかと。一人で考えていると余計に気が滅入ったり塞ぎ込んでしまったりする可能性もあるので「同じ会社の同じような悩みを持っている人たちが通っている場所があり、ストレス対処法などを勉強することもできるので、ぜひ通ったらどうですか?」と言ってもらえたらといいのかなと思います。

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