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産業医(人事)から紹介をされたときの印象は?
リワーク自体知らなかったし、復職前にチョロッと行ってチョロッとやるイメージでした。ただ、産業医から紹介される前は病院のデイケアに通っていて、そこではゴミ拾いとか料理とか、カラオケとか、プログラムが自分の仕事とはかけ離れていたので、病院のものよりも良いかなとは思いました。
そうは言っても体験に行くときは不安もあり、どんなことをしてるのか?どんな病状の人達が参加しているのだろう?と思ったのですが、参加したらビジネス的なプログラムをやっていて活気もあり、良い意味で期待を裏切られた感じでした。
リワークに出席したことで得られた変化は?
自己評価と他者評価で差が有り、すり合わせていくことが大切と気付けました。他者の評価がある以上、相手に話してみないと分からないですからね。自宅と図書館通いだと自己評価だけなので、気付けなかったと思います。
また、良く無い時は怒りの感情に振り回されていたのですが、怒りの感情の前に他者への期待や認めて欲しいという感情があることに気付け、怒りの感情で動くのではなく、冷静になってその手前の感情で行動したり、サポートをお願いしたりすればよいということがわかりました。
こういうことが分かるようになったのは、自分のことや他の人の例を集団で検討した結果で、スタッフとのやり取りだけでなく、同じグループの同じ休職者同士で検討する中で、自分で気付けたり、気付かせてもらえたことが大きかったと思います。
どんなことを取り組んだのか?
7~8ヶ月間利用しまして、プログラムはビジネス的なモノや心理的なモノなど様々有ったのですが、一日一日、日報を用いて振り返り、その日の自分と向き合うということをやってきました。これまでは周りに流されて、自分をコントロールできずにズルズル悪い方に行っていたので、自分で自分をコントロールするために取り組んでいました。
コミュニケーションの部分で、むやみに敵を作らずに味方を増やす。自己分析で学んだことですが、相手を否定してしまうことがあると思うのですが、その際に部分的に肯定できないか見直してみたり、好意的な働きかけを増やすことで、意外と相手から良い反応が返ってきたりということをリヴァBizや外部でも試していました。
休職者へのアドバイスは?
休職中にしか出来ないことってたくさんあります。休職をマイナスに捉えずに、色々なことを試す場所としてリヴァBizはあると思うので、プログラムを受身で受けるのではなく、主体性を持って自分自身のために取り組んで欲しいです。自分は複数回休職しているのですが、参加して良かったと思っています。
参加者の状態に合わせてプログラムや取り組み方も調整してもらえますし、合わなかったら止めればよいだけですから、とりあえず一度体験に来てみてはどうでしょう。
休職者利用したいと思えるような人事や産業医からの声かけは?
自分の場合は、「日経要約とかやりながら楽しくやれるよ」くらいの声かけだったのが良くて、あまり詳しく話されたら構えてしまったかも知れません。でも、治療してそのまま戻るだけだと休職前と変わらないし、自分ひとりで勉強しても限界がありますから、リヴァBizなら「楽しく、でも真面目に復帰に向けて取り組めるよ。一度見に行ってみたら。」と言う感じが良いかも知れません。