リヴァBiz利用者インタビューVOL.27:Yさん「『戻ろう、ではなく、進もう』というのが本当にぴったりな場所」

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産業医(人事)から紹介をされたときの印象は?

今年(2021年)の2月頃から休職し、最初の頃は基本的に家で体を休めつつ、たまに買い物や運動等をして過ごしていた。自分なりに体調を整え、「もう復帰できる!」と思った産業医面談でリヴァBizの紹介があり、「すぐ戻るつもりだったのに、なんだか大ごとになってしまった」と焦りや不安を感じた。

なんとなくリワークに対して明るいイメージが持てず、例えるなら病院の待合室のような雰囲気で、みんな淡々と利用しているのではないかと考えていた。しかし、整えたと思っていた自分の体調も色々なことが重なり不安定となったことで、ただ休養しているだけではダメなんだなと感じ始めた。産業医から鬱は再発リスクが高いことを説明され、自分でも今回休職した原因が分かっていないなと感じたこともあり、再発を防ぐためにもリヴァBizを利用してみようと考えた。

どんなことに取り組んだのか?

主に取り組んだことは大きく2点あり、まず1点目として生活リズムを整えること。休職前から睡眠のリズムが崩れやすく、リヴァBizを利用開始した当初は昼休みや自習時間にウトウトしてしまうことも多かった。他の利用者さんから睡眠に対する取り組みを聞いたり、フィードバックをもらいながら自分に合いそうな方法継続した。自分ひとりであれこれと試すよりも、同じような課題を持った利用者さん同士で意見を共有・フィードバックし合うことで、様々な角度からアプローチできたのではと思う。

2点目は自分の考え方のクセや特徴をつかみ、向き合うことを行った。自分では分かったつもりでも自覚していなかった考え方のクセや、それによるストレスに気づくことができた。特に集団認知行動療法(CBGT)が効果的で、ストレス場面に対して自分がどう考えたかについて、客観的な事実と照らし合わせながら確認することで、認知の歪みにも気づくことができた。

リヴァBizを利用したことで得られた変化は?

どちらかというと、自分は怠惰だし、何でも適当で平気な人間だと思っていたが、実は結構完璧主義で、物事に対して0か100かで考える癖があると他の利用者さんやスタッフから言われて初めて気づいた。改めて自分の行動や考えを振り返ってみると、運動は1~2時間やらないと意味ないと思っていたり、資料作成も「細部までちゃんと仕上げないと嫌だ」との思いから無理をしてしまうなどの行動があり、無意識のうちに完璧主義な物差しで自分を評価し、結果としてストレスを受けている場面が度々あることが分かった。リヴァBizを利用することで「完璧じゃなくてもいいんだ」「たまに失敗しちゃう自分も許そう・受け入れよう」と思えるようになった。単に体調を整えるだけではなく、「復職した後どうやって心や体の調子を自分でコントロールしていくか?」というところを踏まえて考え、行動して掴んだ納得感は、リヴァBizを利用したからこそ得られたものだと思う。

休職者へのアドバイスは?

休職していると、「早く戻らなければ」と焦る気持ちがあると思うが、自分をコントロールする術を身に着けることや、時間をかけて自分自身を見つめなおすことは働きながらではなかなか難しいと思う。休職している今だからこそ取り組めることだし、逆にチャンスだと思って欲しい。(仕事に限らず)生きていくうえで必ず役に立っていくことだと思う。自分の納得するところまで取り組めば、休職前よりも自信を持った状態で職場に戻れると思う。リヴァのコンセプトである、「戻ろう、ではなく、進もう。」というのが本当にぴったりな場所だと感じる。

休職者が利用したいと思えるような人事や産業医からの声かけは?

会社からの説明は「会社専用のリワークで、色々プログラムをやるところです。色々な人がいるので話をすると楽しいかもしれませんよ。」くらいの説明だった気がするので、少し不安があった。同じ会社の人たちとは言え、知らない人との交流に対する怖さや、休職中の金銭面での不安もあった。きちんとプライバシーが守られていることや、利用する個々の状況に合わせて取り組むことができるなど、もう少し詳しい説明があると安心して利用を考えられると思う。

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