リヴァBiz利用者インタビューVOL.1:Sさん「教わったことは一生ものの知識だと思う。」

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産業医(人事)から紹介をされたときの印象は?

当初は数ヶ月休んですぐに復帰するつもりだったので、大ごとになってしまったという感じがしました。リワークは復帰の条件だから行くけど、「施設に入れられた」みたいな感覚でした。一方で2回目の休職なのに何をしたらいいのか全く分からず、どうしようという漠然とした不安が大きかったことから、何か変わるかもという期待もありました。

 

どんなことを取り組んだのか?

ひとりでは難しい、睡眠、運動、食事と基本的なところの立て直しができました。その上でプレゼンなど会社の環境に近いプログラムにも取り組むことができました。人間関係で思うところがあったので、その再構築のようなことが出来たのも良かったです。自分の課題を言語化し、私の症状はこうなんだ、気を付けなくてはいけないところはここなんだと言うのが分かったのは大きかったです。

また日々できるストレス対処策に取り組んだことと、考え方を変えるということを認知行動療法で学びました。

 

リワークに出席したから得られた変化は?

前の休業での数か月間は、その間何をしたら良いのか、そして何をしているのか良く分からないままに復帰してしまった感じでした。リヴァBizでは、スタッフとの面談を通して今の状況を分析できるし、産業医面談で言われた課題を言語化することができました。プログラムでやってきたことが成果物になって見え、自信がつきました。リヴァBizで教わったことは一生ものの知識だと思うし、会社のことだけでなく、生活のことも長い目で色々考えることができました。

 

 

休職者へのアドバイスは?

 はじめは、ここに来ることが復帰の条件だから来ただけでした。でも参加しているうちに、人の力を借りないと自分のことを客観視できないことが分かってきました。心療内科(精神科)に行っているから大丈夫だと思ってる人は多いと思いますが、薬とは別のことも必要だと思います。長い間かけて作ってきた性格は変わらないし、自分には課題がたくさんあるのではないかと思い込んでいましたが、面談などで自分のことを少しずつ理解することができ、複雑で対処できないと思っていた問題が分かってみれば意外と単純だったことが分かって安心しました。

また、認知行動療法を教えてもらって、【べき思考(※)】や【ネガティブ思考】の対処法のヒントをもらったり、他の参加者の観察を通してヒントを得たりすることもできました。面談と実践の場としてのプログラムを活用することで、休職する前よりも自分のスキルが伸びたのを感じています。再発リスクを考えると、自己流で復帰を目指して苦しい思いをするよりも、リヴァBizに行ったほうが絶対良いと思います。

(※)べき思考とは、「~すべき」が何より優先される思考のクセのこと

 

休職者利用したいと思えるような人事や産業医からの声かけは?

「リワーク」という言葉を聞いても、漠然としていて何をするのか分かりませんでした。「性格変わるから」とか「こころのケア」をする場所だとか聞いていたので、私のイメージでは、自分の内面と向き合い続けたり、グループで言いにくいことをさらけ出したりしなくてはいけない場なのかなと不安に思うところもありました。職場復帰に向けて理にかなったことをしている、会社の環境に近い実践的なことをしているところだと分かるように説明していただけると安心すると思います。

実際に来てみると研修のような雰囲気で安心しました。内容についても、PCを使ってプレゼンをしたり、ストレス対処の理論やエビデンスに基づいたプログラムをやっていると伝えるといいのではないでしょうか。

 

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