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産業医(⼈事)から紹介をされたときの印象は︖
最初聞いたときは、正直何もわからなかった。どういったことをするのかもよく理解ができなかったので「リワーク」というワードをWEB検索した。その後、体験をして初めて、こういうことを勉強する場なんだと分かった。
総務の方からも「リヴァBiz利⽤を経て復帰し、活躍している⼈がいますよ」と聞いて、安⼼材料になった。私は2回目の休職だったのでその⾔葉は説得⼒があり、利⽤したほうが安定して就業出来るというイメージができた。
どんなことを取り組んだのか︖
最初からリヴァBizを会社に⾒⽴てて仕事と同じ時間で過ごそうと思い、定時の9:00〜17:45で活動した。短期間での利⽤を目標として掲げていたこともあり、覚悟をもって、意識的に取り組んだ。学んだことは「今後の自分の生きる道しるべ」。自分の一番星・生きがいをゆっくり考えて、認識ができて、実感ができた。リワークを利⽤しなければこういった時間は取れなかった。本来の自分、素直な考え方、⼈生を改めて認識し、向き合うことができた。
職場で活かせそうなのは、アサーションやグループワーク。特にアサーションは、⾔葉として出して訴えないと、気持ちはほとんど理解してもらえてないんだと、気が付いた。何かちょっとでも話せばすぐわかってもらえるものだと思っていたが、それが根底から覆された。以前は、周りが忙しそうだなと遠慮をして、自分で抱え込んで自滅してしまっていた。そういう生き方って何なんだろうと、思うようになった。グループの中でも言わなくてはいけないことはハッキリ伝えないと、伝わらない。あたり前のことだが、改めてそう考えるようになった。
リヴァBizを利⽤したことで得られた変化は︖
仕事をしていた時と同じような時間の過ごし方ができたので、気持ちが変わったこと。リワークを利⽤した初⽇から「模擬復職」の感覚だった。最初は苦⼿だと感じていたプログラムも途中から楽しくなった。療養前と⽐べ物にならないくらい脳が活発になった感じがある。社会でやっていける自信や⼼強さを持って復職できるのは、通常の療養だと得られないことだと思う。
仲間がいることも大きい。皆と⼀緒に自分にとって良い習慣作りをしてきた。スタッフと目標を共有できていたことも良かったし、他の利⽤者の方の取り組みから、自分にプラスになるものを吸収することができた。⼈との関わり合いの中で自分に合った特注の武器と鎧を得られた。
休職者へのアドバイスは?
体調がある程度回復してきたら、100%迷いなくリワークを勧めたい。こんな機会は、⼈生において⼀生得られない貴重な時間。それくらい得られるものが多い。休職を前向きに捉えることができる。決して無駄な時間ではないと思う。休職して、休むことも必要な時間だけれどさらに療養後にリワークを使わないのは⼈生においてもったいない、と⾔いたい。
休職者が利用したいと思えるような人事や産業医からの声かけは?
復職のためにというより、休職しているからこそこの時間を上⼿く使って、もう少し骨太になれるヒントなど、得られるものが必ずある。今後、生きていくために役⽴つことが得られる、ということをちゃんと説明して欲しい。「リワークに⾏った方がいい」だけではなかなか伝わらない。気持ちが弱っているので、何をやるのかわからないことを⾔われると、ネガティブに捉えてしまう⼈もいるかもしれない。将来有意義に過ごせるようなカリキュラムがあり、それらを学べる場がある、会社はそれに投資している、他の会社はないよ、と⾔ってもいいのではないか。