リヴァBiz利用者インタビューVOL.11:Bさん「利⽤者同⼠の関わりでの学びが⼤きい」

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産業医(人事)から紹介をされたときの印象は?

図書館やネットなどで調べ、リワークの存在は知っており、使ったほうが良いと感じていた。会社契約のリワークがあると聞いて「丁度良い。渡りに船。」と思った。

どんなことを取り組んだのか?

⾊々と取り組んだ。今振り返ってみて⾃分にとって特に役に⽴ったのが、集団認知⾏動療法。グループで取り組めるのが良かった。⾃分のエピソードだけではなく、他の利⽤者のエピソードを、スタッフがホワイトボードに書きながら検討を⾏うのだが、少し距離をとって客観的に⾒る経験ができた。そういう風に⾃分のことも⾒れたら復帰後も役に⽴つと考えて、⾃主的にプログラム以外の時間も認知⾏動療法のコラム法などに取り組み、スタッフに⾒てもらった。認知⾏動療法のテクニカルな⾯も向上したけど、それ以上に自分の思考をシンプルに把握できるようになった。これまでは⾊々な考えが絡みあってゴチャゴチャしていたけど、ストレスを感じたことをなるべくタイムリーに、かつシンプルに把握して、消化するための対処ができるようになってきたと思う。


 

リヴァBizを利用したことで得られた変化は?

2つあって、1つ目はプレゼンテーション・トレーニングに参加したことによる気付きが大きかった。元々主治医からも言われていたのだけど、「べき思考」が強くて、このプログラムでペアを組んだ相手に「べき思考」がでたのを認識できた。詰めるような感じで相手に関わってしまって、それは、前の前に所属していた会社の上司のイメージ。相手は昔の⾃分だった。相手には相手の事情があり、その局面だけでその⼈を評価してしまうのは違うと思い、イライラしたけど、前述のコラム法などを書いて対処した。

2つ目は、他の利⽤者の人で、ライバル視とまでは⾏かないけど、意識している人がいて、同じタイミングくらいで復帰かと思っていたら、⾃分よりもかなり早く復帰していってしまった。⾃分も⼀⽣懸命に取り組んできたのに、どうして?と比較してしまった。でも「自分自身で勝手に似てると定義してしまっていただけで、全然違うんだよな」と思うことが出来て、心が楽になった
これらの経験を通して、凄く苦しんだけど、どう対処すれば良いのかという経験ができた。プログラムも大切だけど、利用者同⼠の関わりの中で学ぶことが⼤きかった

休職者へのアドバイスは?

まだ、⾃分なんかがアドバイスできる⽴場なのか という想いはあるけど、敢えて言うなら、Bizの中のUKKというプログラムでも扱っている⾷事・睡眠・運動は大切。特に⾷事と運動は⾃分でできることが多く、取り組みやすい。ただ、プログラムをこなすのではなく、自分に出来ることをしっかりやっていくことが⼤切だと思う。つい、⾃分にはどうにもならないことに目が⾏ってしまう。

例えば、復帰させる・させないは相手の領域で、⾃分にできることではない。なので、⾃分にできることに注⼒したほうが良い。そういう点では、スタッフから⾃分⾃⾝へのフィードバックを積極的にもらったほうが良い。ニュートラルに本音でフィードバックをしてくれる人は、大人になると中々いないので、フィードバックを受けた内容を考え、また取り組むと良いと思う。

Bizは少⼈数制なので、自分からスタッフに相談しやすい環境だと思うし、カウンセリングを受けようと思ったら費用的にも高くつく。この機会を活かした⽅が良いと思う。

休職者に利用したいと思えるような人事や産業医からの声かけは?

3点あって、1つ目は、休養と服薬だけで復帰した場合に⽐べて、リワークを⼊れることで再発率がどのくらい落ちるのかデータで⽰せると良いと思う。2つ目は、休職に⼊る人が産業医との面談の後に、Bizのスタッフと早めに会えると良いと思う。回復してきたら、リワークがあるということを知れるので。3つ目は、リヴァBizの動画で、プログラムの雰囲気を伝えられると良いと思う。体験で⾏ったときに凄く緊張したし、ついていけるかなと不安になったので、そういった動画や2つ目に上げたようなスタッフと早めに会っておくと利⽤する上での不安は軽減されると思う。

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