リヴァBiz利用者インタビューVOL.2:Bさん「自分の体調をコントロール出来るように。」

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産業医(人事)から紹介をされたときの印象は?

2週間ぐらいの予定だって人事に言われたんで、ちょっと軽い運動やって、なんかファイリングとかの作業をするくらいなのかなと思っていました。そしたら最低3ヶ月で通って欲しいと言われて。ちょっと驚きました。長いなあと。ちょっと抵抗感もありましたね。

そんな長い間繰り返しどんなことをやるのか、と。でも、最初の2日間の体験のとき、認識が完全に覆りました。もうすごく皆さんイキイキとしていましたから。

 

リワークに出席したことで得られた変化は?

まず規則正しい生活ができるようになりました。自宅療養では時間の縛りなどはなかったのですから。それから、やっぱりグループで何かをやるっていうところですね。これまでは、ほとんど経験がなかったし、自分はそういうことが苦手で何もできないと思っていました。復帰後は周りともうちょっと話ができたらいいなと思います。

また、疾病をコントロールしていくことが大切ということに気づきました。自分の場合は、仕事が忙しくなると悪化するのではなく、時間ができてくると不安になって焦ってしまって、いろいろなことをやりたくなってそれに集中してしまい、テンションが上がって落ちる。そういう自分の傾向を知ることが出来ました。

 

 

どんなことを取り組んだのか?

復帰後にもし不調になったら、それに早く気づいて早期回復することを念頭に置いて各プログラムを受けました。プログラムの内容は、普段の仕事ではあまりやらないプレゼンやパソコンの操作など、自分にとってはかなりきつかったんですけど、それを一生懸命やりながら休まずに来られたというのは、大きな自信になりました。

キャリアのプログラムは年齢的にもう意味がないかなと思っていました。しかしながら、予想外にこれからをイメージできました。会社に戻ることが目的、大きな一番大きな目的ではあるんですけど、それよりももうちょっと大きなところで、今後をどう生きていくのかとか、どう人生の目的を作っていこうか、とか、何を大事に自分はしたいのか、とか、その辺のヒントにもなりました。

 

 

休職者へのアドバイスは?

ひとりで悩まないほうがいいです。悩みすぎると活動力や生命力がなくなっちゃうのが本当によく分かったんです。一番つらいときは本当にすごかったですね。孤独感というか、ただひとり取り残された感じでした。少しだけでも元気になったら、誰かに相談したほうがいい。そうすれば今の僕みたいに何とかなります。

特に双極性障害の疾病の場合、うつっていうのは分かると思うんですが。躁はなかなか分からないと思うんです。何がトリガーになって、原因が何で、どうなると危険なのかなって。双極性障害の疾病理解のプログラムに出て話を聞いたときに、皆さんも大変な思いをしてる感じはしました。他の方の経験や意見が参考になりますよ。

また、リヴァBiz丸の内は少人数制なので、ちょっとした変化をフィードバックしてくれるのでそれがありがたかったです。ここに来た当時は、自分の気分が上がっているとか、悪化の前兆だとか、まったく気づいていませんでした。自分の体調をコントロールできるようになったのは本当に大きかったです。ちょっとした変化にも気づいてセーブできるようになりました。調子がいいと思っていたけど実はそうではなく実は軽躁状態だったということが分かりました。なので、例えば昨日の夜、睡眠がちょっと少なかったからどうなりそうだとか、どう過ごしたほうがいいのかとか分かるようになって本当に楽になりました。

あとは、スタッフや他の利用者とのやり取りで、こんなふうにしているんだ、という対処法についての情報交換がしやすかったですね。一緒にやってるっていうか、何か一方的な感じはあまりしませんでした。講師生徒という感じではなかったですね。

 

 

 

休職者利用したいと思えるような人事や産業医からの声かけは?

やっていることをそのまま言ってもらえばいいんじゃないですかね。例えば変にライトなイメージとかで言う必要ないと思います。リワークに抵抗があるというよりは、多分みんな存在を知らないと思います。まずはプログラムの内容の説明からしてもらって、噛み砕いて実際どんなことをしているか紹介してもらったら、なるほどと思うのではないかと。

 

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