こんにちは、リヴァ代表の伊藤です。
うつなどの方が通所して復帰を目指すリヴァトレ。利用を経て復帰された方の数は、約7年で650名以上に上ります。年齢も職種も、実に様々な方がいらっしゃいました。
そんなリヴァトレOBOGの中で「自らのつらい経験を活かし、現在あるいは今後疾患と向き合う人たちの力になりたい」と、リヴァのスタッフや外部パートナーとして関わってくれている人たちがいます。
第一号は、双極性障害の当事者経験を漫画で表現した「松浦さんの双極ライフ」の主人公でもある松浦です。
彼とは前職で一緒に働いており、お互いどんな人物かを知っていたため、唯一こちらから声を掛けました。
入社を希望されるリヴァトレ利用者は過去にも何名かいらっしゃいました。利用者としてリヴァの採用に応募することは、採用に至らなかった場合など、その後の支援に影響が出る可能性もあって難しい問題です。
そのため、覚悟を確かめる意味でもより高いハードルを設けています。例えば、自分が進みたい方向や業界に絞ったインターン先を自ら探し、経験を積んでくる。そうして得たものをもって、リヴァで何にチャレンジするのかをプレゼンしてもらうなどしています。
こうした選考を突破したスタッフは過去4名(うち1名は退職、松浦は除く)。現在ではセンター長という重責を担うなど、現場でも中心的な活躍をしています。
リヴァトレ仙台プロジェクトのリーダーを務める吉田もその1人です。
また、2018年春よりコーポレート部門にもリヴァトレOBが参画。業務委託から切り替え、11月からは責任者として入社予定です。
さらに外部パートナーとして大活躍してくれているのが、ブランド戦略室のエースであるコピーライターの野村さん。
リヴァトレ市ヶ谷が立ち上がった2012年に、私自身がセンター長を務めていたこともあり数か月ですが、ご一緒していました。
「戻ろう、ではなく、進もう。」というリヴァトレのスローガンを考案するなど、リヴァのブランディングに一緒に取り組んでいます。
同じくライターとしてリヴァマガの記事を書いてくれるOGも、野村さんと同時期にリヴァトレを利用されていた方です。
かつて復帰をサポートさせてもらった方と、今度は事業を推進する側として共に働けている。このことは、本当に感慨深いですね。
他にも現在疾病と向き合っている方の背中を押せればと、自らの体験談を伝えたいと申し出てくれるOBOGの方々も。リヴァマガの記事にご登場いただいたFLY SOLOさんもその1人です。
先日開催したリヴァフェスでも2名のOBの方がコンテンツを担当し、イベントの盛り上げに貢献してくださいました。
多くのOBOGの皆さんの支えがあって、リヴァという会社が運営されていることを実感しています。本当にありがとうございます!
これからもリヴァに関わってくれるすべての方々と力を合わせて、より生きやすい(Well-beingな)社会を創っていけたらと思っていますので、引き続きよろしくお願いします!
1978年宮城県生まれ。大手システム会社でエンジニアとして勤務後、障害者就労支援会社に転職。多くのうつ病患者を生み出す企業や社会への疑問と関心から2010年8月にリヴァを設立、現在に至る。