皆さま、あけましておめでとうございます。
2018年はリヴァの第2創業期と位置づけ、企業ビジョン「自分らしく生きるためのインフラをつくる」の実現に向けた様々な準備に取り組みました。
ITを活用したみらいか事業(現在は「LACICRA」へ改名)、そして法人向けのリヴァBiz事業と新規事業が立ち上がり、スタッフも10名ほど増え、約40名に。
これはちょうど「業務は増えるものの、新たに一人雇うまでの量でもない」という仕事が多くなる企業規模であり、実際にスタッフの疲弊や一体感の希薄化という問題が生じてきています。
そこで自分が意識しているのは、この時期に発生しがちな課題に対して「これまでのやり方で対応しようとしない」ということです。
「自分が描く理想の組織づくりにチャレンジしたい」という想いから起業をした私が目指すのは、従来型の組織ではなく、「働くスタッフ自身が自分らしくいられる組織」。
そんな組織のカタチを実現するべく、試行錯誤しながら各種の施策を進めています。
そんな中、メイン事業であるリヴァトレ事業部は、本部主導から現場のリーダーであるセンター長中心の運用へと移行しつつあります。
そして、スタッフ主導で進めている リヴァトレ仙台立ち上げの影響もあってか、社内では来年以降に向けて新しい取り組みへチャレンジする動きも出てきています。
こうした様子を見るにつけて、一人ひとりの「やりたい・ありたい」を実現できる組織に向けて、少しずつ前進できているなと感じます。
さて、2019年の大きな課題としては、以下のようなものが挙げられます。
1、リヴァトレ仙台(4月オープン予定)を軌道にのせる
都内以外で初となるリヴァトレセンターですし、企画からスタッフの採用・教育、開設までを立ち上げる本人が中心となって進めてきたプロジェクトでもあるため、この取り組みがうまくいくことはリヴァにとってとても重要だと考えています。
2、リヴァトレ事業部全体のブラッシュアップ
2011年のサービス開始からの7年半で約700名の方の復帰をお手伝いしてきましたが、新しいスタッフも増えてきている中で、改めて仕組みと運用を見直すべき時期に差し掛かっていると感じています。
昨秋に行った、センター長を中心とする合宿で課題などをすり合わせたので、2019年はその解決策の実施や浸透を図っていく予定です。
3、法人事業のベースをつくる
2018年8月よりスタートした新サービス「リヴァBiz」。現在はまだ利用人数も少なく、なんとか運用出来ている程度です。
サービスとしてより広く展開していくためにも、新しいビジネスモデルを模索していく必要性も感じています。2019年はその足掛かりをつくっていきたいと考えています。
4、みらいか事業の黒字化
福祉事業所で働く支援スタッフの業務効率化を進めるべく自社開発し、外販を進めてきたWEBサービス「みらいか」。
少しずつ導入数が増えてはいるものの、まだ赤字の状態です。
今後、利用者向けの機能を拡充し、自分らしく生きる仕組みとしてより広く展開していくためにも、事業部として「2019年12月までの黒字化達成」を目指していきます。
5、コーポレート部門の体制構築
外部の方々の力もお借りしながら、少しずつ構築を進めています。
兼任が発生している部分でもあるのですが、組織全体としての一体感をどう生み出すか、そして目指す組織づくりに向けて、いつどのような仕掛けを行うのかについて、企画・実施していける体制を整えていきます。
6、書籍プロジェクトの完遂
リヴァではかねてより、産業医の方々と「地方など近くに復職支援(リワーク)がないエリアで離職・休職している方向けに何か貢献できることはないか」と検討してきました。
そして現在、まずは小さな一歩でも踏み出そうということで、うつなどを患う方に役立てていただける本の出版(2019年9月想定)に向けて準備を進めています。(出版されました!→こちら)
上記が今日現在で見えている、2019年リヴァの主な動きです。
それ以外にも、日々の出会いの中で偶発的に生まれる新しい動きに期待しています。むしろ、それが一番楽しみだったりします(笑)。
さて、長くなりましたが、2019年も「いま」を楽しみながら、自然体でいけたらと思っています。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
本年もよろしくお願いします!
1978年宮城県生まれ。大手システム会社でエンジニアとして勤務後、障害者就労支援会社に転職。多くのうつ病患者を生み出す企業や社会への疑問と関心から2010年8月にリヴァを設立、現在に至る。