「リヴァの選考は“試されている感”がなく、自分の想いに耳を傾けてくれた」2025年内定者インタビュー

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リヴァは2025年4月、新入社員として藤賀樹(早稲田大学人間科学部人間情報科学科出身)を新たに迎え入れることになりました。そこで今回は、彼が学生時代に力を入れていた活動やリヴァに入社を決めた理由などについて話を聞きました。

路上生活者へのインタビューで気付いた「急かされるように生きてきた自分」

ーまずは藤賀さんの学生時代について聞かせてください。学生時代に注力していたことを教えていただけますか?

大学2年から4年にかけて、路上生活者の方々へのインタビュー活動に携わっていました。当時お世話になっていた研究室の教授が文化人類学を専門としており、東京都内の路上生活者の方々を対象とした研究プロジェクトを立ち上げたのです。

このプロジェクトは、専門家だけでなく学生の視点を取り入れることで、より一般の方々に届きやすい本にしたいという意図がありました。路上生活者の方々との対話を通じて、専門的な知識を持たない学生たちが感じたことや考えたことを書き上げていきました。

ーそのプロジェクトにおいて、大変だったことはありますか?

それまで人に読んでもらうための文章を書いた経験がなく、原稿の執筆は苦労しました。初稿の段階では教授や編集者の方から厳しいフィードバックをもらいましたが、読み手に伝わる文章にするために試行錯誤を重ねました。執筆過程では、単に自分の感想を書くのではなく、どうして自分がそう感じたのか、その前提にある社会のあり方などについても思いを巡らせるように心がけていました。

ーその経験で、特に印象的だったことを教えてください。

とある方に「何をしているときが楽しいですか?」と聞いたことがありました。その方は「うーん、まどろんでるときかなあ。有意義なことに時間使ってると疲れてくるんだよ」と落ち着き払って言っていて、それがすごく心に刺さったことを覚えています。

私はそれまで受験勉強やインターンなど、なるべく有意義なことに時間を使わなければという気持ちに駆り立てられていたことが多い人生でした。そのため、誰かに急かされるように生きてきた自分にとって、思いもよらない言葉でしたね。

これらの経験から「どうして、そんな風に感じられるんだろう?」「有意義さを追い求めてきた自分ってどこから来てるんだろう?」と、色々なことを考えさせられました。

ー藤賀さんは長野県で働いていた時期もあるとお聞きしましたが、どのようなことをしていたのですか?

実は大学を休学し、東京を離れて長野県のフルーツ農家で3ヶ月ほど働いていました。ずっと東京で生活してきた私にとって、地方での生活に触れることはとても新鮮な経験でした。長野県のフルーツ農家では、梨やリンゴ、ブルーベリーなど、季節に応じたフルーツの栽培に携わりました。この経験を通して、東京での就職以外の選択肢を考えるようになりましたね。

ありのままに私を理解しようとしてくれていると感じたリヴァの選考

ー続いて、就職活動についてお伺いします。就職活動はどのように進めていきましたか?

組織に入ることへの不安感が強く、就職活動を本格的にスタートさせたのは周りの友人より1年以上遅くなってしまいました。今振り返ってみると、自分の内面と周囲からの期待との間にズレが生じることで、周囲に迷惑をかけたり、人間関係に支障をきたしたりしてしまうのではないかという恐れがあったのだと思います。そのような点において、あまり前のめりに就職活動を進められるタイプの学生ではなかったですね。

ーリヴァの選考を受けようと思ったきっかけは何でしたか?

Wantedlyを通じてリヴァからスカウトを頂いたことがきっかけです。リヴァのうつ病支援サービスについて知り、まずは事業内容に興味を持ちました。私自身はうつ病と診断された経験はありませんが、リヴァの運営するメディア「リヴァマガ」に掲載された記事などを読むなかで、メンタルヘルスの問題を個人の問題としてではなく、働く環境や周囲との関係性から生じる課題として捉える視点に共感したことを覚えています。

ーリヴァ以外には、どのような企業に興味を持っていましたか?

長野県の農家で働いていたことがきっかけで、地方企業にも強い関心を持っていました。特に岡山県の西粟倉村にある企業群に注目していました。この村は面積の88%が森林で、その地域資源を活用して価値を生み出している企業が多くあります。家具メーカーでインターンシップを経験し、暮らしと仕事が密接に結びついている地方企業の魅力を感じました。ここでの経験を通じて、東京の企業だけでなく、地方で独自の価値を生み出している企業にも強く惹かれるようになったのです。

ーリヴァに入社することを決めた理由を教えてください。

正直なところ、就職活動を続けることに疲れていたタイミングでリヴァからお声がけいただいたという部分が大きいです。しかし、面接でのコミュニケーションを通じて、この会社で働いている自分の姿が鮮明にイメージできるようになっていきました。他社の面接では「試されている感」を強く感じることが多かったのですが、リヴァの面接では自分の経験や考えを素直に話せる雰囲気がありました。1時間という長めの面接時間を通じて、しっかりと自分の想いを伝える機会を頂くことができたと感じています。

例えば、ある企業の面接では「もし当社の商品を販売するとしたら、どのようにプレゼンテーションしますか?」というようなテスト要素を含んだ質問を受けることもありましたが、リヴァの面接ではそういった形式的な質問は一切ありませんでした。リヴァの選考では、私の経験や考えについて深く掘り下げる対話を実施してくださり、私自身のありのままを理解しようとしてくれていると感じましたね。

ーそのほかに、リヴァに入社することを決めた理由はありますか?

自分らしく生きるためのインフラをつくる」というリヴァの理念に強く共感しました。「自分らしく生きる」という言葉はさまざまな場面で使われていますが、それを「インフラ」という誰もがアクセスできる公共的な基盤と結びつけている点がとても印象的でした。この理念は、私自身が感じていた組織や社会に対する違和感とも重なり、強く惹かれたことを覚えています。

さらに、奈良県にある宿泊療養施設「ムラカラ」の存在も、地方での暮らしに関心のあった私にとって大きな魅力でした。休学中の長野県でのフルーツ農家での経験を通じて、地方での生活や働き方に強い関心を持っていた私にとって、東京だけでなく地方にも拠点を持つリヴァの事業はとても魅力的でした。

迷いや不安を素直に打ち明けられる環境を選んでほしい

ー内定者としてはどのような業務を担当されていますか?

現在はインターン生として、主に2つの業務を担当しています。

1つ目は採用に関する業務で、大学生向けのスカウト文作成を行っています。具体的には、これから就職活動を行う学生に向けて、リヴァの魅力を伝えるメッセージの作成や採用イベントの企画なども担当しています。

2つ目はブランディングチームでの業務で、メンタル不調者の方に向けたお役立ち情報を発信するための動画の制作や社員の方へのインタビュー記事作成などを担当しています。動画編集ははじめての経験でしたが、ターゲットであるメンタル不調者の方の理解を深め、情報発信の勉強する手段として、YouTubeのショート動画の編集には特に力を入れています。

ーインターンをする前と後で、ギャップを感じる場面はありましたか?

選考段階で多くのコミュニケーションをとってくださったので、ギャップはあまり感じませんでした。むしろ、思っていた以上に柔軟な対応をしてくださるので安心感があります。

インターン開始時に初めて経験をしたリモートワークでは、分からないことがあった時にすぐに聞きづらいと感じることが多く、オフラインで働かせてほしいという相談をさせていただいたことがありました。その際もすぐに「本社に出社して働いても大丈夫だよ」と言っていただき、内定者という立場ですがオフィスに出社して業務をさせてもらっています。このように、個人の希望や働き方に寄り添っていただけることは、大きな安心感につながっています。

ーありがとうございました!

株式会社リヴァでは新卒採用を行っています。内定者のインタビューを読んで、少しでも面白そうだなと思ってくださった方は、ぜひお話しできればと思いますので、以下採用ページよりぜひ気軽にエントリーください!

 

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小町ヒロキのプロフィール写真
この記事を書いた人
小町ヒロキ

株式会社KAZAMIDORI 代表取締役社長

大手損害保険会社での法人営業経験を経て、2020年にWebライターとして独立。これまでに200社を超える企業のインタビューを実施。2024年にインタビューを軸としたコンテンツ制作を行う株式会社KAZAMIDORIを設立。リヴァの復職・再就職支援サービス「リヴァトレ」卒業生。

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