こんにちは、伊藤です。
来年4月のオープンを目指して準備を進めている「リヴァトレ仙台」。今回の記事で、トップの写真にもなっているスタッフの吉田をプロジェクトリーダーとし、準備を進めています。
このプロジェクトは「スタッフの自分らしい生き方応援」のモデルケースでもあります。経緯などは、こちらをご確認ください。
ゴールデンウイークには、吉田と二人で宮城県内を下記の日程でまわってきました。
5/5 県庁職員とお食事
5/6 栗原市の地域起こし会社
代表、森林セラピストと会う
イシノマキファームは、認定NPO法人Switchの代表である高橋さんが運営されています。
そう、このSwitchさん、仙台で主にうつの方を対象にした就労移行支援をしているので、リヴァトレと事業領域が近いわけです。高橋さんとは以前から交流があったので、こちらとしては「お互いに協力してやっていければ」と考えていたものの、捉え方によっては“競合相手”とも言えます。
迷惑に感じられたりしないかなーと少しだけ不安に思いつつ、宿泊した夜に打ち明けたところ、高橋さんの反応はむしろウェルカム。「一緒に地域を盛り上げましょう」と言ってくださいました。
そして地域の農家さんにも加わっていただき、震災当時のことや地域の現状・課題などを伺うことができました。
翌日お目にかかった県庁の方も、地域に対してとてもアツい想いをお持ちでした。私と同じ高校の卒業生ということで、大いに盛り上がりました。
さらに、なんと仙台市の障害福祉の部長さんも同じ高校であることも判明。地元における高校ネットワークのすごさをいろいろと教えていただきました。
地方創生などの事業を展開している栗原市の花山サンゼットで代表を務める阿部さんも、とても地元愛の強い方 でした。
同社は行政から農業と福祉を組み合わせた「農福連携事業」の委託を受けておられることから、リヴァトレのプログラムとも連携できるのではないかと考え、その可能性について検討するために伺いました。阿部さんのもとには他にも色々な話が集まってくるようで、本当に地域から信頼されているんだなと感じました。
様々なことに取り組まれている中で、私が特に興味を惹かれたのが「震災以降営業を停止している温泉旅館の再生プロジェクト」です。実際にその旅館も見学して「どんなコンセプトにするのか」「どうすれば集客できるのか」などを議論しましたが、とても新鮮でワクワクしました。
この「温泉旅館再生」を、リヴァトレのプログラムの1つである「ビジネスコンペ」のテーマに設定し、現地を訪れてアイデアを出し合ったりしても面白いかもしれません。
地方に行くたびに面白い発見があり、「リヴァトレと組み合わせたらこんなことができるんじゃないか」と考えることがたくさんあります。そして何より「本気で地域をなんとかしたい」という情熱を持った方々と力を合わせて何かに取り組むことに、私は大きな魅力を感じます。
最後に、リヴァに興味を持ってくださっている仙台在住の森林セラピストの方とお会いしました。この方のお父様は、リヴァ創業時に私たちが苦しんでいた時、最初に利用者を紹介してくださったお医者様です。
この先生がいなければ、いまのリヴァはなかったかもしれません。そのお子さんとリヴァトレ仙台を通じて連携できる可能性があることにご縁を感じ、嬉しくなりました。
今回ご紹介したような方々と協力し合う可能性も模索しながら、自分を育ててくれた地域でもある仙台エリアに、少しでも貢献していきたいと思っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。