新卒社員が力強く成長し、活躍できる組織になるために

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こんにちは、伊藤です。

リヴァの社員のほとんどは、他の企業や医療機関で働いた経験を持つ“中途入社組”ですが、新卒として入社したメンバーも2名います。森田(写真左)と山田(写真中央)です。そして4月には、3人目となる菅野(写真右)が入社する予定です。

森田は、リヴァがまだ設立2年目で入社してきたキワモノ、いやいやツワモノです(笑)。なぜ2年目で新卒採用を始めたかというと、新卒時の就職という選択肢がたくさんある岐路にあって、出来たばかりの会社を選ぶというベンチャー精神ある人に入社してもらいたかったからです。自ら道を切り開くことに喜びを感じるような人ですね。

そんな森田、そして山田も早いもので入社して3、4年が経ち、いまではリヴァに欠かせない人財となりました。その一方で、二人ともある程度の広い視野が持てるようになり、「このまま働いていてはリヴァでしか通用しない人間になるのではないか」など、キャリアプランについて改めて考えるタイミングに差し掛かっていたようです。

昨年、そんな思いを打ち明けられた時は、かなりショックを受けました。二人と何度も話し合いを重ねたことで、私自身もたくさんの気づきを得ることができました。

そうして気づいた「新卒の育成に関して反省すべき点」を3点挙げたいと思います。

位置づけが曖昧になっていた

新卒採用にあたっては「新しく事業を創れる人財」というざっくりとした人物像を設定してきましたが、やはり「何を求め、将来どうなってほしいのか」ということを、もう少し具体的にする必要があったと思っています。そこで、新卒の位置づけを定義し直しました。

新卒の位置づけ:【事業面、社風面において中心的な役割を担う】

新規事業だけでなく、既存事業をしっかりと運用し、発展させていくことも大切です。

また、リヴァのスタンスや考えなどを組織に浸透させていくうえでも、大きな役割を果たしてくれるよう期待したいところです。

ゴールを設定していなかった

新卒社員に対しては「いつまでにどうなって欲しいか」という明確なゴールを見据えて、仕事を指示してきたわけではありませんでした。

彼らがどんな仕事にもモチベーション高く取り組んでくれたこともあり、つい会社として人手が不足している部分を担ってもらうことが増えていきました。“行き当たりばったり”だったと反省しています。そこで、3年後のゴールも定めました。

3年後のゴール:【サポートを受けながらであれば、小さな事業を推進していける状態】

今後はこのゴールに向けて、本人の特性も踏まえながら、ある程度計画的に仕事や役割を任せていこうと考えています。

新規事業というのは、いきなり任せて成功させられるようなものではありませんが、そこで壁にぶつかったことを本人が「失敗体験」と認識してしまえれば、自信を失うばかりです。新規事業に関わってもらうにしても、一緒に進めていく私の関わり方も改善していく必要があると学びました。

フォロー体制が整っていなかった

リヴァはまだ、規模の大きな会社のように新卒入社の同期が何人かいたり、配属された部署に面倒を見てくれる先輩がいたりするような状況ではありません。

森田は初の新卒社員として1人で入社しましたし、山田も先輩は1人だけ、後輩は3年間不在という状況が続きました。いつまで経っても“一番後輩”という印象を持っていたと思います。隔週で二人で集まり、日々の振り返りをしていたようですが、それも仕事がより忙しくなると自然消滅したとのことでした。

そこで今後は、メンター制を導入していこうと思います。4月に入社する菅野の場合、配属は異なりますが、同じ女性である森田。毎月、1か月の仕事を振り返り、ゴールに向けた進捗や抱えている悩みなどについて共有し、相談できる場を設定していく予定です。

改めて課題を整理してみると、森田も山田も、これといったサポートを受けることもなく、よくこれまで成長してくれたなと思います(笑)。

自分もかつてもそうだったように、新卒で就職を考える時というのはどうしても周りに流されやすく、何となく有名企業や安定した職場を目指しがちだと思います。それにも関わらず、リヴァのような名もなき企業を選択してチャレンジしていることはすごいなと感心します。社会を変えたいという強い想いがなければ出来ないことでしょう。

そんな若者の想いを大きく育てて、実現していける組織になるため、今回の反省を活かしたいと思います。

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