こんにちは、スタッフの高階です。
株式会社リヴァの設立10周年を記念して制作を開始した「社史漫画」、第11話となる今回は、2021年3月30日にオープンしたWebメディア「双極はたらくラボ」と、その立ち上げまでのドラマを描きました。運営を担うスタッフの松浦は、Webメディアにとどまらず、今まさに取り組みの幅を広げようとチャレンジを続けています。松浦による解説では、そんな”今”もちらりと登場しますので、どうぞ最後までお読みくださいね。
目次
漫画本編
※社史の漫画化にあたって、実際の出来事を脚色して描いています
解説 ―スタッフ・松浦
試行錯誤を繰り返したどり着いた今
そして新しいチャレンジへ
私は双極性障害の当事者で、リヴァトレの利用者を経て、2012年にスタッフとしてリヴァに入社しました。「軽躁時に活動を抑える」など疾病に対処する持ち手を増やしたことで、余裕を持って働けるようになってきたとき、「双極性障害になったからといって、チャレンジができないのは嫌だ。自分の可能性を広げる意味でも、新規事業を作りたい」という思いを抱くようになりました。そこで、無理はしないよう気を付けながらも、少しずつ色々な挑戦を積み重ねてきました。
最初は、リヴァトレのプログラムを一般の人にも提供するサービスを考えましたが、採算が合わず断念。次に、「双極性障害の方に特化した就労支援(仮称・双極センター)」という構想が浮かび、再チャレンジ。noteやX(旧Twitter)での情報発信や「双極と働く」をテーマにした当事者会の運営など、個人的に双極性障害に関する活動をする中で生まれたアイデアでしたが、これもまたうまくいかず・・・。
やはり事業を作っていくのは簡単ではないと実感すると同時に、試行錯誤の過程で多くの当事者の声に触れ、「まだまだ双極性障害に関する情報が社会に不足している」という課題も感じるようになりました。そこで実際に立ち上げに踏み切ったのが、Webメディア「双極はたらくラボ」でした。
実際に運営していくと、「双極性障害」と「働く」というトピックに絞った貴重な情報が集まりましたし、ありがたいことに多くの協力者も現れました。例えば、日本うつ病学会総会にて、シンポジストとして登壇する機会を2年連続でいただき、そうした活動の中で精神科医や専門家の先生とのつながりも増えてきました。
そんな今だからこそ、改めて。「双極はたらくラボ」というネット上のインフラをベースにして、オフラインでの取り組みである”双極センター”の立ち上げも再考しています。「働きたいと望む双極性障害の人が自分らしく働ける社会の実現」のビジョンを胸に、今後も無理のないペースで小さなチャレンジを積み重ねていきたいと思います。
双極はたらくラボについて
「双極性障害(躁うつ病)で働くヒントがみつかる」をコンセプトとするWebメディア。当事者や専門家のご意見も交えながら、働く工夫や対処法など、「双極性障害×働く」にまつわる情報をお届けしています。
関連メディアの紹介
Webメディア | |
YouTube | https://www.youtube.com/@bipolarwork |
https://www.instagram.com/bipolar_work_/ | |
X(旧Twitter) | https://x.com/bipolar_work |
狭間 創(はざま・つくる/漫画家)
三度の飯と漫画が好き。前職はデザイナー。 リヴァの社史を面白おかしく読めるよう、真面目にふざけて描きます。マンガ広告の制作なども手がけていますので、お気軽にお問い合わせください。 これまでに制作した作品の一部と問い合わせ先はこちらでご覧いただけます。
https://hazama-tukuru.tumblr.com/
いかがでしたか?
2020年から始まった社史漫画、長きにわたる企画となりましたが、なんと次回はいよいよ最終回!最後まで全力でお届けしていきますので、お楽しみに。
★これまでのストーリーは下記リンクをクリックしてお読みいただけます。
第1話 リヴァ設立
第2話 リヴァトレサービス開始
第3話 サービスの進化
第4話 IT活用への挑戦
第5話 法人向けサービスの実現
第6話 情報発信、始動
第7話 バックオフィスの再構築
第8話 リヴァトレ、地方進出
第9話 初の書籍出版
第10話 ムラカラ立ち上げ