“どんより”していた「元利用者」が広報活動のパートナーに!? 【リヴァ10周年社史漫画】「第6話 情報発信、始動」

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こんにちは、スタッフの高階です。

株式会社リヴァの設立10周年を記念して制作を開始した「社史漫画」。早いもので第6話となった今回描くのは、当社主力事業であるリヴァトレのサービスコンセプト「戻ろう、ではなく、進もう。」の誕生秘話。社史漫画を連載しているオウンドメディア「リヴァマガ」も、今回登場する一つの“再会”がなければ存在しなかったのかも…!?

そんなことを想像しつつ、事業をご紹介してきた第5話までとは少し異なる視点から、お読みいただけましたら幸いです。

漫画本編

※社史の漫画化にあたって、実際の出来事を脚色して描いています

解説 ―リヴァ代表・伊藤

再会が後押しした「情報発信力向上」への挑戦

スタッフ数が増えるにつれて、創業時に込めたサービスへの想いを社内で共有するのが難しく感じる場面が増えてきました。また競合も増え、他社との違いを打ち出す必要性も年々高まっていきました。そこで当時の私は「サービスの特徴を明確に伝えられるコンセプトをつくりたい」と考え、リヴァトレの元利用者でコピーライターの野村さんに相談することにしたのです。
リヴァトレ卒業から5年経って久々に会った野村さんは、利用当時とは比較にならないほど活き活きとした雰囲気でした。そして、当時の会社の状況や課題を丁寧にヒアリングし、それをもとにいろんな提案をしてくださいました。「自分の経験が活きるならこんなに嬉しいことはない」と話されていたのが今でも印象に残っています。

そして決定したリヴァトレのサービスコンセプト「戻ろう、ではなく、進もう。」は、「復職や再就職ばかりをゴールとするのではなく、その先の人生もしっかりと考え、復帰前よりもより良い人生へと歩き出すためのお手伝いをしたい」という考え方を端的に表現していると思います。今でも利用者さんから「このコンセプトがリヴァトレ利用の決め手となった」という声が聞こえてきますし、「素敵な言葉ですね!」と仰っていただくことも多くあります。

うつ病は、自分や自分の身近な人がならない限り自分事にはなりにくいものである一方、誰もがなりえるものでもあります。だからこそ、当事者はもちろん、世の中のより多くの人々に対していかに情報を届けるかを考えることが重要だと考えています。野村さんはうつ経験者としてその重要性を痛感され、今もリヴァの情報発信活動に力を貸してくださっています。企業ビジョンの「自分らしく生きるためのインフラをつくる」への刷新や、オウンドメディア「リヴァマガ」の立ち上げなど、野村さんと進めてきた様々な施策によって、リヴァの発信力は確実に増しています。かつて復帰をサポートした方と、今度は事業を推進する側として共に働けている。本当に感慨深いですね。

解説 ―コピーライター・野村 京平 氏

絶望の底から救ってくれたリヴァのサービスを広めたい

自分はいまコピーライターとして、様々な企業の広告制作やブランディングをお手伝いしています。約10年前、うつ病で仕事ができなくなっていた頃には、こんな未来を迎えられるとは想像もできませんでした。

絶望の底から抜け出すきっかけをくれたのは、リヴァトレでした。リヴァトレではうつ病を含むいろんな疾患への理解を深めることができたし、大切な仲間もできました。そんなリヴァトレと、運営企業であるリヴァの情報発信をサポートする機会をいただけたのは、自分にとって本当にありがたいことでした。

しかし、リヴァトレの良さや必要性を広く知っていただくというのは簡単ではありません。大企業のように莫大な予算を投じて広告を打てるわけではないし、世の中にはリヴァトレどころかリワークというサービスの存在すら知らない人の方が多いでしょう。

そこで期待されるのは、リヴァトレを利用して良さを実感された人がSNSや口コミで紹介してくださることですが、精神疾患の当事者や経験者であることを公言できる人はまだまだ少数派です。そんな社会を変えていくこともまた、リヴァの仕事なのかもしれません。
自分が関わらせてもらったこの数年でも、リヴァではムラカラや双極はたらくラボなどのサービスやメディアの開発に挑戦していて、「自分らしく生きるためのインフラをつくる」というビジョンは着実に実現されつつあります。今後のリヴァにも、どうぞご期待ください。

 

作画:

狭間 創(はざま・つくる/漫画家)

三度の飯と漫画が好き。前職はデザイナー。 リヴァの社史を面白おかしく読めるよう、真面目にふざけて描きます。

マンガ広告の制作なども手がけていますので、お気軽にお問い合わせください。 これまでに制作した作品の一部と問い合わせ先はこちらでご覧いただけます。
https://hazama-tukuru.tumblr.com/

ビジョン、サービスコンセプト、各サービスのロゴ、オウンドメディア…。リヴァの“顔”とも言える様々な取り組みは、こうした背景で立ち上がったのでした。元利用者の方にもこのように応援していただけること、スタッフの一人として私も大変ありがたく、そして嬉しく感じます。

さて、後半戦となる第7話以降も、多種多様なメンバーによる取り組みをご紹介していきますので、どうぞお楽しみに!

 

★第7話はこちら

★これまでのストーリーは下記リンクをクリックしてお読みいただけます。
1 リヴァ設立
2 リヴァトレサービス開始
3 サービスの進化
4 IT活用への挑戦
5 法人向けサービスの実現

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