支援したいのは、再就職だけじゃない。—リヴァトレ品川・センター長インタビュー(後編)

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うつ病や双極性障害、不安障害、適応障害などを患った人のための就労移行支援を行う『リヴァトレ品川』。このセンターからは昨年10月のオープンからの半年間で3名の方が再就職を果たしています。スタッフはどのような思いでサービスを提供し、利用者さんたちは何を得ていかれたのか?同センターの責任者である中川洋センター長に聞きました。 (前編はこちら


センターの内外で追い求める“品川らしい”支援スタイル

このセンターには現在、私を含めて5人のスタッフが所属しています。経歴や得意なことはそれぞれ異なりますが、利用者さんに同行してハローワークへ行ったり、インターンを受け入れてくれる企業の合同面接会に出かけたりと、センター外での活動に対しても積極的なメンバーが多いですね。

利用者さんの「就労移行」を目的とするリヴァトレ品川では、センター外での活動もプログラムの提供と同様に重要ですから、アクティブなスタッフたちを、とても頼もしく感じています。

プログラムについては既存センターの手法をベースにする一方で、あまりとらわれ過ぎることなく、より自由なスタイルで提供していきたいと考えています。利用者さんからは「こういう風にやりたい」という意見をいただくことがありますので、より楽しく取り組んでもらえたり、有益だと思えることであれば、できるだけ取り入れたい。

もし「農業に挑戦してみたい」という方がいたら、プチ菜園みたいなものをつくってみてもいいと思いますし。スタッフもマニュアルに沿ったようなやり方ではなく、それぞれのスタイルや言葉で接した方が、より深いコミュニケーションができるはずです。あくまでもリヴァとしての質は維持しながら、『リヴァトレ品川』らしい支援のあり方を追求していきたいですね。

「就職」の先の人生も見据えた本気の支援を




『リヴァトレ品川』は二面の窓から光が入ってくる、すごく明るいセンターです。私はいつも「このセンターのように利用者さんの気持ちも明るくなってくれれば」という思いで仕事をしています。でもそれは、私たちが一方的に支援サービスを提供するだけで実現できることではありません。

センターを立ち上げる際のミーティングでは「利用者さん自身が考えて自発的に行動されるようサポートしていこう」と話し合ったのですが、これからもその気持ちを忘れずに、利用者さんと向き合っていきたいと思います。

ときには利用者さんにとって辛いことを伝える場合もありますが、利用者さんの長い人生を見渡してためになるのなら、そうしたことも避けては通れません。リヴァが提供する就労支援は「就職できれば成功」ではなく、その方のより満足できる生き方との出会いを応援するもの。

それぞれの方の「こう生きていきたい」という思いをしっかりと受け止めて、ともに実現を目指せるような関係性を築いていきたいと思います。




> リヴァトレ品川の雰囲気はこちら

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この記事を書いた人
野村 京平 株式会社あどアシスト コピーライター

1977年三重県生まれ。銀行→広告会社→うつ(リヴァトレ利用)→広告制作会社(現在)。消費者のためになった広告コンクール、新聞広告賞、宣伝会議賞等を受賞。一児の父。

Web:https://www.ad-assist.co.jp/

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