【ムラカラQ&A】早稲田メンタルクリニック院長の益田先生が運営するYouTubeにて、転地療養サービス「ムラカラ」を紹介いただきました!

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2023年6月28日に、早稲田メンタルクリニック院長の益田先生が運営するYouTube「精神科医がこころの病気を解説するCh」の生放送に、弊社取締役兼ムラカラスタッフである青木が出演しました。

本記事では、奈良県下北山村にある転地療養サービス「ムラカラ」について、放送中に出演者の方や視聴者の方からいただいた質問と回答について抜粋したものを、一問一答形式で紹介していきます。

ムラカラについて

Q:ムラカラとはどういったサービス?

ムラカラは、うつや双極性障害の方が奈良県下北山村に長期滞在し、リハビリをしながら新しい自分の人生を進めていけるようにするサービスです。

Q:ムラカラを始めた背景は?

弊社(株式会社リヴァ)は、東京・仙台でうつ病などの精神疾患を持つ方を対象にした復職・再就職支援を10年以上にわたって提供してきました。しかし、自宅から通って復職・再就職を目指すだけだと、自分の人生を見直そうと思った時に、家族や友人との関係性の中で、これまで作り上げてきた自身自身を変えていくのは難しいと感じていました。そのため、自分を知らない全く新しい環境の中でリハビリをして、新たに自分の人生を歩んでいけるようなサービスを作ろうと思ったのがきっかけでした。

Q:利用者さんはどんな目的でムラカラを利用しているのか?

「生活リズムを整えたい」という希望の方が多いです。また「家族から離れて独り立ちをしたい」と考えてムラカラを利用している人もいます。あとは、今まで都市部に住んでていた方が田舎に住むことで「生き方を大きく変えたい」と決意して来ている場合もあります。

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ムラカラの利用について

Q:過去の利用者さんはどのようにムラカラを知ったのか?

「転地療法」とネット上で検索してムラカラのことを知ってもらえることが多いです。あとは、『ノルウェーの森』で田舎で療養をするというシーンがあり、そのシーンを見て田舎で療養することに興味を持った方がネット検索でムラカラのことを知ったという方もいました。

Q:ムラカラを利用したいと思ったらどうしたらよいか?

まずはムラカラサービスページから無料相談にお申込みください。

Q:村内でインターンすることはできる?

村内の各所との調整がありますが、可能です。スポーツ公園の中にあるレストランや温泉施設などでインターンをさせていただくことができます。他にも、地域おこし系の取り組みをさせていただいたこともありました。

インターンをさせていただいたスポーツ公園

Q:利用期間はどうやって決めているのか?

まずは体験に来ていただいて、お話をさせていただきながら決めていきます。基本的にご本人様の意見を尊重していて、3ヶ月で利用終了する人もいれば1〜2年間利用している人もいます。ただ、焦って復職をしようとしていたりする人がいた場合は「もう少しムラカラでリハビリをしても良いのでは?」とお声がけする場合もあります。

Q:体験にかかる費用は?

最寄り駅までの交通費はご本人様負担になってしまいますが、体験時の宿泊費や食費はこちらで負担させていただきます。体験は3泊4日を想定していますが、特別な事情があり難しい場合はご相談ください。

Q:利用者さんの卒業後の進路は?

復職する人もいれば、転職して村に移住してきた人もいます。あとは、田舎暮らしをしてみたけど、やっぱり都市部の方が好きだと感じ、東京で再就職した人もいます。

病気について

Q:重度のうつ病の状態だと利用は厳しいか?

ある程度回復してきた状態で、リハビリとして利用してもらうのが望ましいです。下北山村まで来ることができるかどうかが、ムラカラを利用できる状態かどうか見極める一つの目安かもしれません。

Q:病院は近くにある?

村に診療所はありますが、精神科を受診するには車で2時間をかけて奈良の中心部にある病院へ行く必要があります。そこまではムラカラスタッフが通院に同行しますのでご安心ください。あるいは、オンライン診療に対応いただけるクリニックのご紹介も可能です。

下北山村での生活について

河原でリラクセーションをしている様子

Q:Amazonを使うことはできる?

問題なく利用できます。今の利用者さんの中にも使っている人はいます。ただ、都市部のように「注文したその日に届く」というのは難しいです。

Q:自由に行動できる?

週5日の日中はプログラムに参加いただきますが、それ以外は基本的に制限はなく、スタッフに相談のうえ外泊していただくことも可能です。しかし、0時以降の外出は、野生動物に出くわす危険や、村民の方に不審者だと思われてしまう可能性があるので禁止とさせてもらっています。

Q:消灯時間は?

定期的に開催される利用者さん同士のMTGで話し合って決めてもらっているので、固定の消灯時間はありません。消灯時間を決めないという時もあります。

Q:その他、集団生活におけるルールはありますか?

集団生活をおくるためのルールは、スタッフも入りますが、なるべく利用する方々で話し合い、ルールを決めたり、変更をしたりしてもらっています。きっと煩わしさもあると思うのですが、こういった話し合いを通して、人間関係の距離感や接し方を学んだり、うまく行かなかった時のストレス対処方法を学んだりすることが重要だと思っているので、このように取り組んでいます。

スタッフについて

Q:今は何人のスタッフがいる?

常勤のスタッフが4人、非常勤のスタッフが2人働いています。

Q:スタッフはどんな気持ちで働いているのか?

利用者さんの人生の次の一歩につながるような場所にしたいと思いながら皆働いています。利用者さんが変わっていく瞬間を見ることができるのは、ムラカラで働く醍醐味だと思っています。

ムラカラスタッフ青木からのメッセージ

益田先生のYouTubeやこの記事を見ていただき、ありがとうございます。うつ病をはじめ、双極性障害や不安障害など、メンタル疾患で苦しまれており、治療や療養をするだけではなく、今後の生き方も合わせて考えていきたいという人にムラカラは最適だと思います。

「いつもと同じ」環境にいると、それが当たり前になり、それしか無いように錯覚をしてしまうことがあると思います。人口800名ほどの場所にこの事業所を作ったのは、普段の日常から離れて自分を見つめなおすためであり、様々な体験を通して、自分とは何か?自分は何を望んでいるのか?他人とどんな関係性を作って、どのように生きていきたいのか?そんなことを落ち着いて向き合うためです。そして、次の一歩を自ら選択して歩みだして欲しいと思っています。

ムラカラは一時的とはいえ転居を伴うサービスですから、今回の記事を読んだうえで「さらに詳しく話を聞きたい」という方もいらっしゃることでしょう。

そんな方はぜひ、ムラカラWebサイトのお問い合わせフォームから気軽にご連絡ください。オンラインでの無料相談も随時実施しておりますので、サービスについての疑問やご自身の現状についての悩みをお聞かせいただければと思います。

 

▼無料相談を希望の方は、画像をクリック▼

 

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