広げよう社会復帰支援の輪2

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こんにちは、リヴァの伊藤です。

先日、ある方のご紹介で
KUMIKI PROJECT 代表の桑原さんにお会いしてきました。

なぜかというと、わたくしがカフェバーのようなコミュニティ空間を創りたいと、現在その準備を進めています。どうせやるならD.I.Yでやって、多くの人を巻込んで創ってみたいと思っています。

桑原さんが手がけるKUMIKI PROJECTでは、家具や部屋を自分でつくれるキットを用いて、
自ら作る楽しみ、それによってヒトとつながる喜びなどを広げようとしています。



桑原さんは、もともと東日本大震災の震災復興で活動しており、そのなかで印象的な出来事があったそうです。

津波によって仕事を失ってしまったお父さんが、家に引きこもってしまっていました。
桑原さん達が集会所を自分達で創るべく地元の方々に声掛けをしたところ、その中にそのお父さんがいて、道具をもって参加してくれたそうです。建築技術もお持ちで、活き活きと活躍しはじめ、普段は寝てばっかりのお父さんが「すごい!」と子供達も興奮気味。
そこにお母さん達がおにぎりを持ってきて、皆で楽しそうに食べる光景が忘れられないとのこと。

そんな光景をもっと広めるべく、2013年に起業され着実に実績を積み上げられています。

リヴァでは、自分らしい生き方の実現を目指す中で、色々な生きる選択肢の体験を創っていきたいと考えています。

 

先ずは価値観を広げるキッカケづくりをいろいろと試行錯誤しておりました。田舎での宿泊体験などもその1つです。

今回、桑原さんとのお話の中で、生きる上での技術をあげていくこと、このコトもとても重要な要素であると気づかされました。

D.I.Yの技術を上げることは費用を下げることにもつながると思います。
例えば家賃の安い部屋でも自分次第でカッコよく出来る、生き方の選択肢を広げることになるんだなと。
またそういう技術を持つことが、本人の自己肯定感を高めることにもなります。

アプローチの違いはあれど、目指す社会像は近く、それぞれの強みを活かしてこれからもお互い刺激し合えたらと思いました。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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この記事を書いた人
伊藤 崇 株式会社リヴァ 代表取締役

1978年宮城県生まれ。大手システム会社でエンジニアとして勤務後、障害者就労支援会社に転職。多くのうつ病患者を生み出す企業や社会への疑問と関心から2010年8月にリヴァを設立、現在に至る。

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