リリース 2017.07.28

奈良県 × 下北山村 ×リヴァの3者で協定 現地での職場体験実習の提供を開始

 うつの方の復職・再就職支援を展開する株式会社リヴァ(本社:東京都豊島区、代表取締役 伊藤崇)は、奈良県と下北山村の三者で協定を結ぶことにより、弊社ビジョン「自分らしく生きるためのインフラづくり」の一環として、現地での職場体験実習を通じ、社会復帰後の生き方の選択肢を増やす試みを2017年8月より開始します。

■実施概要

日程 7月31日(月)~8月3日(木) 3泊4日
参加人数 3名
実施場所 奈良県下北山村
実施内容 
・事前ミーティング:参加する目的のすり合わせ 
・実習:キャンプ場の清掃、温泉(きなりの湯)の清掃
・現地観光:池神社、七重の滝、前鬼の里を地域おこし協力隊の方にアテンドして頂く
・振返りミーティング:気づきの整理、下北山村の魅力と移住における課題の洗い出し
・村へのお礼と所感の共有

■協定締結・プログラム実施背景

 リヴァでは現在、日々80名程度のうつ病当事者の方が東京都内の施設を利用し、復職・再就職に向けての社会復帰プログラムを受けています。当プログラムを通して、過去6年間で480名程の方が社会復帰を遂げられていますが、そのほとんどが都内企業への復職・就職です。

 選択肢が他にないと思い込んで復帰をすると、うまくいかなくなった時に追い込まれやすくなります。そこで様々な価値観に触れ、生き方を体験することで、より納得して自分に合った生き方や働き方を選び歩むことが出来ると考えています。 そこで、東京を離れ、豊かな自然の中、オフィスワークではない環境下で現地の方とともに実習をすることにより、自身の生き方や働き方について見つめ直すプログラムを、奈良県下北山村で実施することになりました。

■三者のメリット

リヴァ 自分らしく生きるためのインフラづくりへの一歩につながる。
奈良県 今回の取り組みをモデルケースとして他の村にも広め、移住者促進のきっかけをつくる。
下北山村 外部の視点から村の魅力の再発見、繁忙期の人手の確保。

■今後の展望

 今回はトライアルのため、実習先は1か所ですが、今後は複数の中から選択できるように設計します。
下北山村では、例えば「自伐型林業」の実習などです。今後は全国に、その土地ならではの実習先とつながり、この取り組みを展開していきたいと考えています。

■参考 実績

[リヴァ 社会復帰トレーニングについて] 

 ・社会復帰者数・・・・480名 (2011年6月~2017年6月末までの実績)
 ・就労継続率・・・・・・85.3% (就労後6か月時点での就労継続出来ている人の割合)

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