この度、「双極はたらくチャレンジ」「双極はたらくラボ」を運営する弊社の松浦秀俊が、オックスフォード大学出版局より刊行された『Oxford Textbook of Shared Decision Making in Healthcare (4 edn)』(医療における共有意思決定 オックスフォード教科書 第4版)に寄稿しました。
松浦は、「27 Shared decision making in mental healthcare(27 メンタルヘルスケアにおける共同意思決定)」の章内にある「Box 27.1 Patient perspective(ボックス27.1 患者の視点)」を担当しています。
ご興味のある方は、ぜひご覧ください。
概要
書籍情報
- 書籍名: 『Oxford Textbook of Shared Decision Making in Healthcare (4 edn)』( 医療における共有意思決定 オックスフォード教科書(第4版))
- 出版社: Oxford University Press
- 書籍URL: https://academic.oup.com/book/60842
松浦担当箇所
- 章タイトル: 27 Shared decision making in mental healthcare(メンタルヘルスケアにおける共同意思決定)
- 担当ボックス: Box 27.1 Patient perspective(患者の視点)
27章の概要
この章では、メンタルヘルスケアにおける、共同意思決定(患者本人が意思決定のプロセスに参加すること)の重要性について述べられています。
現在、精神科医療の世界では、回復(リカバリー)を重視する国際的な潮流に従い、重い精神疾患を持つ方々への共有意思決定が広がりを見せており、さまざまな医療提供者や関係者が、患者さん中心のケアを追求しています。
特筆すべきは、ピアワーカー(自身も精神疾患などの経験を持ち、他の患者さんの回復や意思決定を支援する人々)が積極的に関わっている点です。似たような経験を持つ人同士の交流を大切にしており、個人の回復を促す上で非常に大きな意味を持っています。
また、重い精神疾患に特化した患者意思決定支援ツールの開発と臨床導入も大きく進歩しました。これは、多様な文化的背景や対象集団を考慮して行われています。
今後、デジタル形式の患者意思決定支援ツールの必要性はさらに高まり、勢いを増すと予想されています。
「双極はたらくチャレンジ」について
「気分の波を捉え、上手に付き合っていくこと」に重点を置いた、主に双極症(双極性障害)の方向けの就労移行支援事業所です。
生活リズムを整えながら、双極症やストレスとうまく付き合う方法を学び、働くために必要な準備をすることで、一般雇用を含めた自分らしい働き方を見つけていきます。
サービスサイト:https://bipolar-work.com/hatachalle
「双極はたらくラボ」について
双極はたらくラボは「双極症(双極性障害)で働くヒントがみつかる」がコンセプトのWebメディアです。
当事者の方々にとって働き続けるためのヒントや気づきを提供するとともに、周囲の方にも役立つ情報をお届けしていきます。
サービスサイト:https://bipolar-work.com/