うつで仕事を離れた方の復職・再就職支援サービス事業「リヴァトレ」を展開する株式会社リヴァ(本社:東京都豊島区、代表取締役:伊藤崇)は、リヴァトレ仙台花京院・リヴァトレ仙台本町(所在地:宮城県仙台市青葉区、以下 リヴァトレ仙台)で、うつ病等で休職・離職した方向けに、全国初の取り組みとなる森林浴を活用したリワークプログラムを宮城県内唯一の森林セラピストを中心としたチームで開発し、4月から毎月提供していきます。
背景
コロナ禍における今日の社会経済状況を受け、日本医師会は「倒産や解雇による失業に伴うメンタルヘルス不調者や自殺者の増加対策も必要である」としています。一方で近年の医学・心理学的研究によると、森林浴はうつ症状やストレス状態の改善に効果があるとされます。2019年度から林野庁が創出・推進を進めている「森林サービス産業」のなかでも、健康づくり・メンタルヘルス対策に森林空間を活用した各地の事例が注目されています。
開発した森林浴を活用したリワークプログラム
今回リヴァトレ仙台では、専門性の高いスタッフによる開発チームを編成。これまでの弊社サービス利用者にみられた変化・近年の森林浴関連の研究データ・各地の事例等を参考にしながら、森林空間の特性を活用した複数のワークを開発しました。症状の改善に加え、理想の働き方・生き方への気づきを得ることなども目的に含めた、リワーク(復職・再就職)支援に特化したプログラムとして構成しています。
森林浴の活用による相乗効果
森林浴プログラムの構成
森林浴プログラムでは、従来のプログラムに不足していた「屋外空間」「感覚重視」といった要素を取り入れることで、右脳の活性化にもつなげ、リワークプログラムの効果をより高めていくことを目指します。
今後の展望
今後1年をかけて、プログラムの実施・検証・改善を行っていきます。 プログラムの効果に関する実証研究や、プログラムを応用した県内企業従業員や教職員向けの研修の開発・提供、温泉旅館等とのコラボイベントなど、森林空間を利用したサービスの事業化に向けた動きを進めていきます。