脱うつ川柳2022

たくさんのご応募、ありがとうございました!

厳正な審査の結果、入賞作品が決定しましたので、発表いたします。

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大賞川柳

大賞受賞者のコメント

「そのままでいい」という言い方。「で」ってなに?と、よく思います。「今はそのままでいい」「君はそのままでいい」、なんとなく相手を許可する視線が感じられるのは気のせいでしょうか。便利な文句です。私も使ったことがあります。それでも、違う言葉があるのでは?私だったらこう言ってあげたい、言ってもらいたい。そんな風に考え、気がついたらできていた作品です。大賞に選んでいただき、ありがとうございます。

入賞川柳1

入賞者のコメント

この度はありがとうございます。私は音楽教室を営む家庭で育ちました。いつも音符に囲まれている生活のなか、休符こそがメロディの軸であることも学びました。今回、そのことを川柳に重ね合わせて詠ませていただきました。

入賞川柳2

入賞者のコメント

自分の人生を振り返ったとき、つらいこと、悲しいことも含めて色々あると味わい深い人生だなと、それなりに時間が経過して、ようやく思えた気持ちを作品にしました。

入賞川柳3

入賞者のコメント

ゴールも道のりも人それぞれ違う。人と違う方向を向いていてもいい。いつだって自分が向いている方が「前」。

入賞川柳4

入賞者のコメント

人間生きていると誰しも辛い事があると思います。そんな時は辛い事から物理的にも精神的にも「密」を避け、「ディスタンス」をとって自分の心を守ることが大切だと思い、投稿させていただきました。

入賞川柳5

入賞者のコメント

近しい人がうつになりました。わたしも看病をしながら、影響を受けました。『独りかもしれない』という孤独を癒してくれたのは、昔から続けているSNS。夜中に開いた時、『独りじゃない』ってニヤっとできる、あの瞬間が今でも好きです。

一次選考通過作品はこちらからご確認になれます

総評

野村京平

審査委員長

コピーライター 野村京平

不安というのは悪い状況だけでなく、何かに挑戦しようとする前向きな局面でも感じるものですよね。私は応募者の皆さんがそれぞれどんなシーンでの不安を思い描いているのかも想像しながら、興味深く審査させていただきました。
大賞に選ばれたのは、つらい状況にいる人をやさしく肯定するような作品でした。平易な言葉だけを用いながら、しっかりと心に残る、素晴らしい川柳だと思います。受賞者の皆さん、おめでとうございます!