うつ病や双極性障害などのメンタル疾患で休職・離職している方に社会復帰支援を行う株式会社リヴァ(本社:東京都豊島区、代表:伊藤 崇) は、新たな試みとして2020年11月から、人口約800人の奈良県の「村」で宿泊型の転地療養サービスを開始し、2021年11月で一周年を迎えました。
一周年を記念し、サービスを利用して復帰を目指す方の変化をリアルに描いたショートムービーを制作し2021年11月30日に公開しました。
自然豊かな環境を舞台として「うつ病からの再出発」をテーマに描いた本作品を通じて、うつ病や双極性障害などのメンタル疾患でサポートを必要とする当事者をはじめ、より多くの方に「あらたなメンタルケアの形」を一つの選択肢として届けることを目指しています。
ショートムービーはこちらから
制作の背景
近年、うつ病などで休職・離職される方は増加傾向にあります。特にコロナ禍以降、在宅勤務などの環境の変化によっても、困難を感じる方は少なくないようです。
2020年11月に「ムラカラ」を開設して以来、約90名の方からお問い合わせをいただきましたが、その中には、ご家族との不和により仕事を休んでも自宅で気を休めることが出来ないという方や、近所の目が気になって休んでいる間も外出が難しく、より体調を悪化させてしまう方などがいらっしゃりました。
ムラカラでは、今まで住んでいた場所とは異なる環境に一時的に身を置くことで、自分自身の社会復帰に向けたトレーニングに専念できる環境を提供し、また再発予防にとどまらず、「どこで・どのように働きたいか、生きていきたいか」についても考える機会を提供しております。
一方で、「必要な情報が必要な人に届いていない」という課題は根強く残り、当社事業をはじめとした支援の情報は、社会により広がっていく必要があると言えます。こうした課題感から、ムラカラではサービス開始一周年を機に、立地や特徴を最大限に活用したショートムービーを制作しました。作品を通じてより多くの方にメンタルケアに関心を持っていただくことや、情報を必要とする人に届きやすくすることを目指します。
ショートムービー概要
本作品では、うつ病と診断された主人公がムラカラを利用する中で、下北山村の雄大な自然や、都市部とは全く異なる暮らし・価値観に触れながら、戸惑いつつも変化して新しいスタートを切るまでの180日間を描いています。実際に当社のサービスを利用し、うつ病を克服した方に主演頂き、本人の実話を元に構成したフィクションとなっています。
- 【制作】㈱映gent Ro.man 中川 典彌
- 【音楽】鎌田 優紀子
- 【ヴァイオリン】西村 勇也
「ムラカラ」とは
うつ病や双極性障害などのメンタル疾患で休職・離職している全国の方々を対象に、人口約800人の奈良県吉野郡下北山村で宿泊型の転地療養を実施。シェアハウスでの生活や、メンタルケアのプロによるサポートのもとで疾病と向き合い、より自分らしい人生へと踏み出すためのサービスです。
お問い合わせ先
株式会社リヴァ ムラカラ事業部（担当：森田沙耶）
HP : https://liva.co.jp/service/murakara
MAIL : info-murakara@liva.co.jp