都会発、村経由で、
自分らしい人生へ。
生き方のヒント、
探しに行こう
ずっと同じ風景。
代り映えのしない日々。
新しい道はなかなか見えてこない。
都会を離れて、村に足を踏み入れてみる。
そこにあるのは豊かな自然、
新しい人間関係と新しい価値観。
生き方のヒント、探しに行こう。
1年前
ONE YEAR AGO
仕事では責任ある立場も任せてもらい、
それなりの成果もあげていた私。
やりがいとは引き換えに
日に日にプレッシャーが
大きくのしかかってくる。
心身の疲労が続く中で、
体調を崩してしまい、
「うつ病」と診断される。
遠い土地で、自分をリセット。
奈良県の山奥、
下北山村というところまで来た。
これから自分は
どうしていけばいいのだろう。
明日から始まるムラカラ生活を前に、
期待と不安が入り混じる。
価値観を、見つめる。
自分が今後進んでいくうえで、
大切にしたい価値観を表す言葉*
を選ぶことになった。
私は「人、社会の役に立つ」
「人から信用・信頼・感謝される」
「成果を重視する」を選んだ。
自分としては納得していたが、
なぜか藤田君から「中川さん自身にも
楽しくなってほしい」と言われ、
その言葉が引っかかる。
*動画本編では、スタッフ森田が”バリューワード”と言い換えています。
仲間を、知る。
藤田君も私と同じように
苦しい時期があったようだ。
あの言葉は彼なりの優しさだったことを
知れてよかった。
近しい背景を持ちながら、再出発に
向けて歩んでいる仲間の存在は、
心強く、ありがたい。
自分を、知る。
コーピングシートワークという、
自分にとってのストレス対処法を
整理するプログラムを受けた。
今まで、自分自身について考えたことが
なかったのかもしれない。
今日、なんとなく
自分を理解できた気がした。
復帰への、不安。
藤田君が明日、ムラカラを卒業して
新たな一歩を踏み出す。
一番の理解者であった
彼の存在は大きかった。
喜ばしい反面、自分も同じような
道を辿れるか、不安だ。
変化の、兆し。
今の不安な気持ちを
スタッフに打ち明けてみた。
「回復してきたからこそ先が見えて
不安になっているかもしれない」
と、スタッフからの言葉。
思考の整理が進む。
今までしてこなかった
「人に頼る」「自分を大切にする」
ということを、ムラカラで試してみよう。
もう一歩、進んでみよう。
村の方に野菜の育て方を教えてもらう。
マインドフルネス瞑想で自分の状態に気づく。
他利用者の力を借りて作った昼食。美味しかった。
変化に、気づく。
卒業を翌週に控え、
改めて大切にしたい価値観を選んでみた。
前回と異なり
「人に感謝する」「受け入れる」
「自分らしくいられる」を選んだ。
この半年間の自分の変化に驚く。
これなら、やっていけるかもしれない。
本日、卒業。
長いようで短い半年間が終わった。
でも、ここからが本当のスタートだ。
自分らしく、
楽しく、生きていく。
*この物語は、リヴァのサービスを利用し、新たなスタートを切った方の、実話を元にしたフィクションです。
新しい形のメンタルケア
ムラカラは、
自然豊かな奈良県吉野郡下北山村での生活や
メンタルケアのプロによるサポートにより、
うつ病などのメンタル疾患に向き合い、
より自分らしい人生へと
踏み出すためのサービスです。